日本一低い山は、登山ではなく下山でした
2024年11月25日 09時08分修学旅行から帰ってきた2年生、行く先々での気持ちの良い挨拶や礼儀正しい行動は、旅行に関わってくださったたくさんの方々から感心のコメントをいただきました。日ごろから積み重ねてきた菊中の伝統を、さらに積み上げることができたと思います。また、挨拶を返したり、話の内容にうなずいたり、感動を素直に表現できたりすることも、良い印象だったようですよ。期末テストの期間なので、土日は気持ちを切り替えて勉強も頑張ってくれたでしょうか?朝の会の後は、自主勉強に取り組んでいる人を多く見かけました。切り替えはしっかりできているようです。
3年生は進路実現に向けて受験に集中するため、学校のことは2年生に順次お願いするようになります。今日から立候補受付が始まる、生徒会役員選挙もその一つですね。
さて、修学旅行の裏話をひとつ。菊中は各学年1学級の小規模校なので、小回りが利く特性を生かして朝の散歩をしてきました。1日目の大阪の宿泊先はUSJから1.5kmほどのところにあるホテルでした。そこで朝の散歩は片道700mくらいの所にある、日本一低い山、日本三百名山「天保山(標高4.53m)」への登山です。前日の夜、事前に歩いてみると、天保山公園入口から階段があり、「ああ、この上が天保山か?10mくらいの高さがあるように見えるけど?」と思いながら登っていきました。30秒ほどで登りきると広場のようになっています。そして、どこの山にもある頂上標識を探したのでが、どこにもありません。
しかたなく別の階段を下り、明治天皇の観艦記念の石碑を見てホテルへと帰りました。
次の日、子どもたちと同じルートで階段を登り再び探してみるも見つけられません。あきらめて階段を下り、例の石碑のところに行ってみると・・・、発見しました!頂上標識。なんと、最初に登った10mくらいの山は天保山ではなく、江戸時代に海をしゅんせつした時に出た土砂を、積み重ねた土置き場だったそうです。実際の天保山は、例の記念碑がある場所。ちょうど子どもたちの集合写真の真ん中にある、これです。
天保山は、登山ではなく土置き場から下山すると登ることができる、奇妙な山のようでした。