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決して悪用しないでください

2024年11月26日 10時45分

 修学旅行裏話、第2回目で最終回です。2日目のホテルにて、2年生の先生と添乗員の方の話合いにより、翌日の出発を30分早めることとなりました。スムーズに奈良に到着できたら、大きな団体が到着する前に大仏殿の見学ができそうです。それが大当たり!

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こんな感じでがらがらです。大仏殿の右奥には穴の開いた柱があります。穴の大きさは、大仏の鼻の穴の大きさにつくられており、大人の男性が穴くぐりをするには、少し厳しいかもしれません。そして、この穴をくぐることで無病息災のご利益があると言われています。確かに、大人になっても穴をくぐれるくらいの体型を維持できていれば、健康に良い影響がありそうです。穴くぐりは修学旅行生に人気があり、小学生の団体がいてたくさん並んでいたりすると、中学生は遠慮してくぐれないことが多々あります。私も中学生の時に大仏の見学をしましたが、たくさんの人がいたためあきらめました。(当時は、物理的には可能なサイズだったのですが・・・)で、その様子がこちら、

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子どもたちのようすから、とりつきは左右や下などいろいろですが、体をひねりながら抜けてくるのがコツのようです。来年も空いていて、たくさんの人ができたらいいなと思いました。

 さて、ここからは2年前にガイドをしてくれた人が教えてくれた、ちょっとディープな内容。大仏の右後ろ(正面から入ったら左後ろですが)に、広目天の像があります。

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この像の足元の、柵の部分をよく見てみると、何やら文字が書かれています。

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お札の文字のようにも見えますが、何だと思いますか?拡大してみると、

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「江戸」、「大阪」の地名や、

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「文化十年」、「鹿児島」などの文字が見えます。

なんとこれ、江戸時代の観光客が書いた「らくがき」なのです。今なら、全国版に載るようなニュースになるところですね。そのガイドさんは、「らくがきも 時間がたてば 文化財」という川柳で笑わせていましたが、絶対マネしたらだめですからね。決して悪用しないでください。捕まりますよ!