市長さんからのメッセージです
2020年6月24日 10時17分【ウイルスに負けず、前を向いて】
~愛媛県の「感染縮小期」への移行を受けて~ 令和2年6月19日
市民の皆さまへ
市民の皆さん、市長の菅良二です。
新型コロナウイルス感染症に対して、愛媛県では、6月19日から「感染縮小期」へ移行しました。
市民の皆さんには、これまで感染拡大防止にご協力をいただき、心から感謝申し上げます。やっと第1波の出口が見えてきました。
ゴールデンウィーク前、私から「いま会わないのはまた会いたいから」とメッセージを発し、県外からの帰省の自粛についてもお願いしてきました。ようやく縮小期を迎え、県外の最愛のお子さんやお孫さんに会える、会って話をするときがきました。
しかし、まだまだ以前の状態に戻れるわけではありません。約100年前に襲来したスペイン風邪の歴史を教訓に、第2波、第3波への警戒が必要です。東京都のように感染者の確認が続いている地域への移動は厳重に注意し、コロナウイルスは身近にあるという意識を持って、慎重な行動をお願いします。
長期化が予想されるコロナウイルスに対しては、ウイルスを正しく恐れ、そして「新しい生活様式」を習慣化することが肝要です。手洗い、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、「3密」を避けるなどの「感染回避行動」を徹底してまいりましょう。
現在、厳しい状況が続いている事業者の皆さんを支援する取り組み「いまばりエールプロジェクト」を行っています。
市内の飲食店を応援する「いまばりエールクーポン」はご利用いただいていますか。先払いチケットをご購入いただきましたら、3,000円のテイクアウトクーポンを進呈しますので、いろんな味をテイクアウトで楽しんでください。
国の持続化給付金の対象となった事業者への10万円の支援金、宿泊・貸切バス事業者などへのエール支援金は、6月議会に提案し、現在、審議いただいております。
市民の皆さんの生活基盤である地域経済を、引き続き、しっかりと応援してまいります。
さて、縮小期への移行を受け、私が市民の皆さんにお勧めしたいこと、それは、身近な観光です。市内の小旅行で今治市の魅力を再発見してみませんか。
市のホームページで、「ステイ・イマバリ」と題して、動画で見所を紹介しています。私自身も足を運びましたが、「おお、やっぱりいいな」、「この体験は初めてだな」ということがありました。
なにしろ12の市町村が合併した今治市です。島しょ部、陸地部、それぞれの地域に素晴らしい景勝地や隠れた名所があります。ぜひとも、実際に訪れて、改めて今治市の多彩な魅力を体験していただければと願っております。
次に、サイクリングの話題です。「ナショナル・サイクルルート」の指定を受けた「しまなみ海道のサイクリング」の起終点となるサンライズ糸山の拡張工事が6月7日に完成しました。セレモニーには、感染症対策で多忙を極める中村愛媛県知事にお越しいただき、大変喜ばしく思いました。休止していたサンライズ糸山の宿泊とレンタサイクルの利用は、6月19日から再開します。さらに、7月20日、今治駅前のサイクリングターミナルも完成し、世界に誇るサイクリングロードが幕開けしますので、市民の皆さんもぜひご利用ください。
最後に、サッカーについてです。我らがFC今治、いよいよ6月27日、Jリーグでの初舞台を迎えます。今シーズンは、リモートマッチや入場者の制限が予想されます。新たなステージでの躍進を、ともどもに、応援してまいりましょう。
コロナ禍で大変なときだからこそ、明るい話題にもふれさせていただきました。どうか、ウイルスに負けず、元気に、お互い、前を向いて、頑張ってまいりましょう。
よろしくお願いします。